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    2016-11-02 (Wed) 20:39

    testいたします

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厚生年金が先細るなかで、若い社員の年金生活は一体どうなる? (その②)

■多少でも運用を考えるか否かで、毎月の準備負担がこれ程変わる!

図1の左側は前回説明した、ゼロ利息で備えた場合の必要準備額でした。
それに対して右側の図は、運用しながら老後に備え、老後も多少の運用をしながら取り崩していった場合のシミュレーションです。
LP3.jpg



もし、年2%位の利回りで運用しながら60歳まで毎月積立て、年金生活が始まる65歳までは年2%で運用しながら据え置いて、65歳からは、年2%で運用しながら毎年85万円づつ取り崩していくとしたら、今から60歳までの毎月の準備額はタンス預金の場合の5.4万円の半分、2.7万円で賄えることになります。
期待する利回りを4%、5%と上げていけば、当然、毎月の準備負担はぐんぐん小さくなりますが、これだけの利回りを期待するには、資産の半分以上は株式を組み込むことになり、相応のリスクを覚悟する必要があります。

■でもいまの預金の利息は0.01%・・・2%なんてどうやって期待するの?

図2は1985年1月から2016年の4月までの内外の株と債券の市場での価格の推移を示しています。

LP4.jpg


外国の株式は先進国の株式の市場全体、外国債券は先進国の国債の市場全体の推移を示しています。
このグラフで、過去の或る月に一発100万円を投資した場合、2016年4月末(図中の①)にどの位の利回りになっていたか、つまり始めた月が違うと結果がどの位違ってくるものなのかを確認してみます。それと同時に、或る月から毎月1万円ずつ積み立てていった場合についても検証してみます。
次に、安倍政権がスタートした2012年12月時点までだったらどうなのか(②)、
更に、リーマンショック後のどん底迄(2009年3月)だったらどうだったのか(③)も併せて確かめてみましょう。
ここでは、ほぼ直線的に推移している日本債券(国債を中心に、地方債、社債で構成される債券市場全体)と、債券とは対照的に激しく騰落してきた世界株式を取り上げてみます。

図3は、日本債券市場を示してます。
LP5.jpg


たくさんのグラフをひとまとめにしてるのでちょっと見ずらいかもしれませんが、上段の線グラフは左から右に、2016年4月迄(図2の①迄)、安倍政権スタート時迄(図2の②迄)、リーマンショック後のどん底迄(図2の③迄)の市場の推移です。
中段は、どこかの月に一回だけポンっと投資(スポット投資)をしたとき、①、②、③で幾らの利回りになっていたかを棒グラフで示しています。例えば、図に示すように、1995年1月にスポットで投資したケースでは、①の時点で年2.5%の利回りに、②の時点では年2.9%、③の時点では年3.0%の利回りになっていました。債券だから元々バラツキが小さいのですが、それでも投資した時期と最後の価格が高かったか安かったかで、得られた利回りに多少のバラツキがあることがわかります。

これに対して、下段はどこかの月から毎月コツコツと積み立てていったとし、それぞれの最後にどの位の利回りになっていたかを示しています。。
細かい説明は省きますが、価格が高い時も低い時もある中で、毎月買い付けているので均される結果、①、②、③のいずれでも、どの月から買い始めた場合でも、利回りはほとんど2%程度で、預金の利回りよりもはるかに安定的だったことがわかります。

(注)各グラフの右端の部分は無視してください。短期間の利回りの月次のデータを12乗して年率に換算しているので、ちょっとした値動きで上下に激しくブレますので、データとして参考になりません。
(日本債券は最近の国債の異常な低金利(価格の急騰)で直近からの利回りは急騰しています)。

参考までに図4で外国の株式市場を示しておきました。
細かい説明は省きますが、株式はブレが激しいので、ハイリターンが期待できる反面、大きな損失も覚悟する必要があることが一目瞭然です。
LP6.jpg


さて、話は図1のライフプランに戻りますが、特に確定拠出年金のように毎月コツコツ積み立てていく運用では、あくまで過去の市場の話ではあるものの、過去30年間どの月から運用しだした場合でも、何も考えず、日本債券を買って、放ったらかしにしていただけで、安定的に2%前後の利回りを確保でき、将来の準備が半分位の負担で済んでいたことがわかります。

■将来の備えは早く気づき早く始めた人ほど、断然有利!

私は確定拠出年金を導入する企業を中心に、ライフプラン、そして堅実に資産を育てるための研修を多数行っていますが、少人数の町の工場をはじめ、およそ投資なんて考えたこともない方達が、皆さん、自分の資産構成を決め、それが世間では長期的にどの位の利回りを期待しているのかを割り出し、その結果を、図1のようなシミュレーションに当てはめて、自分はいまから幾ら位の準備が必要かを理解したうえで、将来に備えています。
専業主婦、出産するまでOL、共稼ぎ、独身、そして老後も賃貸、ローンを組む、親と同居・・人それぞれです。

「50代で、積立期間も短いし手堅く行こう」という人でもない限り、皆さん、そこそこに資産を分散させ3%~4%/年
位の利回りを期待して運用している人が大半です。
そこで、現役3%、60歳の定年以降を2%位を期待してシミュレーションしたものが図5です。
LP7.jpg


25歳から積立を始め出したら毎月の積立額は1.4万円、もし10年後に始め出したら2.3万円、20年後なら4.6万円。
そして、これがタンス預金だったらとても耐えられない。・・・こんな計算を自分に当てはめて、あれこれやりだすと、特に若い人は積立て期間が長く複利の効果がてきめんなので、タンス預金との差に驚いて「なにこれっ!」とか「これって早いもの勝ちじゃん!」などと大声をあげることがしばしばです。


■確定拠出年金はなかなかの優れものだと思います!

このホームページの最初に取り上げている選択制確定拠出年金というのは、会社で実施する制度ですが、会社の掛金拠出額が幾らであるかに関わらず労使併せて掛金上限の5.5万円まで社員が自由に掛金を拠出できます。
そして、社員が負担した掛金は非課税であることは当然として、掛金には社会保険料もかかりません。運用中も非課税(正確には課税が凍結中)、受け取るときも退職所得控除、公的年金等控除の対象ですから、断然有利に自分年金づくりができる制度です。
世間ではよく「確定拠出年金は60歳までおろせないことがネック」と言われていますが、選択制確定拠出年金や制限は多いが一般の確定拠出年金で社員も何がしかを拠出できる仕組み(マッチング拠出)の研修をしていると、前述のようなライフプラン研修の場面で、「皆さん、シミュレーションにはまっているようですが、60歳迄おろせない制度ですから、途中で必要なお金と、塩漬けにしていいお金とをきちんと分けて考える必要がありますね」と、むしろブレーキをかける必要にせまられたりします。

少子高齢化が進む中で、国の年金の台所事情にかなり不安があります。そのため国の年金だけに頼らず、厚生年金の一部を自分の手元で、タイプの違う年金に分散させていこうというのがこの選択制確定拠出年金です。
ぜひ、ホームページをご参照ください。
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    2016-11-02 (Wed) 20:39

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